☆ヒトリゴト

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  • [2614] メイ 2025/06/15 18:36



     なぜこれほど☆B'zは成功を収め続けているのだろうか。

     「休まず活動しているっていうのは大きいと思いますね。作品もリリースし続けてツアーをやっているし。そこは大事なところだと思いますね。自信を持ってお薦めできないものはリリースできないから最善を尽くしています」

     そこにプレッシャーは感じてこなかったのかと問うと、むしろ松本の好奇心が顔を覗かせる。

     「全然ストレスではないですよ。タイアップで題目があるのも好きだし、ほかのアーティストの方に曲を書くのも好きです。こちらが認められないとできないことですからね。もの創りは好きなので、何かアイデアが浮かんだらスタジオ作業をやってますね」



     今年4月1日には、松本が書きおろした阪神タイガース90周年記念公式テーマソング「Tiger’s Eye」が、「2025シーズン・阪神タイガースホーム開幕戦」の開幕セレモニーで、特別映像とともに発表された。その映像で、松本はお祝いの言葉を阪神タイガースに贈っている。

     「阪神タイガースさんからいただいたお話だったので、それはすごく光栄なことだったのですぐに書きました。うちの父は阪急のファンだったんですけど、僕は阪神のほうが好きでした」

     さらに、B'zがオーガナイザーであるロックプロジェクト「B'z presents UNITE #02」が、今年6月に開催される。THE YELLOW MONKEY、マキシマム ザ ホルモン、MAN WITH A MISSION、ONE OK ROCKの4組が、それぞれB'zとライブを行うイベントだ。

     「うれしいですよね。あれだけのバンドが、4組も協力してくれて、やっぱり『UNITE』ですから、みんな同じフィールドで同じ音楽を志す者同士で行うロックイベントなので、ファンのみなさんも、その音楽の良さや強さを感じてくれるといいなと思いますね」

     ONE OK ROCKについては、かつてのB'zを重ねる部分もあるという。

     「時代や形は違うけれど、バンドが昇っていくさまが、あの頃の自分たちを見ているみたいだなっていう感じがしたんですよね」

     それにしても、松本が1986年に参加したセッションバンド「うるさくてゴメンねBAND」から数えると、そのキャリアは40年近くになる。長いキャリアを持つアーティストとして大切にしていることがあるという。

     「可能な限り、やっぱり新しいものを創り続けることかな。だからツアーでも、バックカタログのみのじゃなくて、新しい作品を創って、それでツアーをやるっていうのを、続けたいなと思いますね。今年の冬にやるB'zのドームツアーも、新しいアルバムを創ったツアーにしたいですね」

     今の時代の音楽も意識するかと聞くと、こう笑い飛ばした。

     「やっぱりB'zとしてやれることを、ですね。だって、僕たちが時代を追ったって、そうならないもん。先日AC/DCやエリック・クラプトンのライブを見たんだけど、彼らは何も変わらないじゃないですか。でも、会場はいっぱいですからね。だから、ああ、これでいいんだと、勉強させていただきました。潔くてかっこいいですね。そうありたいと思います」


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